八木地区とは
大阪府、泉州地区の北側に位置する岸和田市。 その岸和田市のなかでも北側、JR阪和線の久米田駅を中心とする地区が八木地区です。 この地区では秋祭りとして10月第2土、日曜日にだんじり祭を行います。 (以前は夜疑神社の例大祭にあわせて10月4・5日、 昭和54年からは体育の日にあわせて10月9・10日、 平成12年からはハッピーマンデー法により現在の日程に) 八木地区は江戸時代には額原町の一部を除き岸和田藩ではなく淀藩などの他領でした。 明治に入り八木村となり春木村にに合併したのち岸和田市に合併しました。 八木地区の特徴としては日本一のため池である久米田池から水を引き農業をしていたことから、 地区のつながりが強く久米田池から水を引いていた他地区ともつながりがあります。 八木地区は10の町(小松里町内に含まれる額町を入れ11町)があります。 久米田池を掘った行基に感謝するために毎年2日目(日曜日)に行われる行基参りには、 同じく水を引いていた田治米、今木の合計13町が参加し、久米田寺に参拝します。 以前は忠岡町高月や北出も地車売却するまで行基参りに参加していました。 それでは八木地区の見所を紹介いたしましょう。 |
曳行スケジュール
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試験曳き |
1日目 |
2日目 |
午前 |
6:00 曳き出し 大町周回 |
8:00頃 額原集合 |
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午後 | 13:00〜 ブレーキテスト 13:30〜17:00 大町周回 |
13:10くらい〜 パレード |
13:00〜17:00 大町周回 |
夜 |
19:00〜22:00 大町周回 または 自町 | 19:00〜22:00 大町周回 または 自町 |
八木地区だんじり地図(2014年)
緑は宮入のときの道、黄は行基参り(久米田寺)のときの道です。
→、→、→は宮入りの順路(緑は共通、桃色は奇数年、青は偶数年、詳しくは下記参照)、
→(黒矢印)は行基参りの順路です
昼は赤色の道を周回します。(赤色矢印は周回方向です。)
−見所−
1、宮入り(緑)
(平成22年は以下のコースになります。)
順番:1,中井町 2,吉井町 3,荒木町 4,下池田町 5,箕土路町 6,西大路町 7,小松里町
8,額町 9,額原町 10,大町 11,池尻町
1日目朝に中井町にある夜疑神社に宮入りします。
まず西大路町に八木地区だんじり全11台が集合します。(8時頃)
その後西大路出発→藤本スポーツ前右折→久米田北1号踏切→下池田町右折→箕土路町→府道40号岸和田牛滝山貝塚線左折
→中井町ローソン前右折→中井町
中井町内の狭い道を通り夜疑神社へ。
夜疑神社の鳥居をくぐった後、参道の直線をダッシュ!
夜疑神社内では全だんじりが境内に集合します。
11台ものだんじりが狭い境内に集合するのは壮観です。
帰路は夜疑神社参道右折→吉井町町内→磯之上線のファミリーマートの角をやりまわし→
忠岡・野田線へ右折(パチンコ屋前)→春木・大町線(荒木町フード田中前)左折→大町藤本スポーツ前
その後各町へ帰町します。
額町および小松里町は大町交差点左折→大町商店街→川清前交差点右折→サークルK駐車場で花交換→各町へ帰町。
2、八木地区パレード
大町交差点やりまわし後、
大町商店街を少しあがったところでセレモニーがあります。
3、久米田駅前交差点(A)
ここは大町交差点より少し海側、久米田駅の目の前にあります。
このやり回しの後一気に13号線を渡るまでダッシュします。
上り坂なのできつい・・・
4、大町交差点(B)
南北から13号線を走ってきただんじりがここで大町商店街方向へやり回しします。
大阪方面から曲がる時は農協前、和歌山方面から曲がる時はミスタードーナツと呼ばれています。
たまに和歌山方面から大阪方面へ直進し、駅前交差点方面に向かうだんじりもあります。
昼間の曳行ルートのメイン交差点です。
曲がるとすぐに大町商店街の坂になるのであまりスピード感がないのが難点・・・
5、通称:川清前交差点(C)
川清商店があるためこのように呼ばれます。私たちは「かわせ」と呼びます。
右(小松里方面)へは止め回し、左(牛瀧方面)へはやり回しします。
停止線からは上り坂なのでどれだけ勢い良く上げれるかが勝負です。
5、通称:藤本スポーツ前交差点(D)
ここの交差点は道が広いのでけっこう派手なやりまわしが見れます。
大町方向から西大路方向のやりまわしは直角でないのでやり回し難易度高。
6、行基参り(黄)
順番:1,池尻町 2,大町 3,額原町 4,額町 5,小松里町 6,西大路町 7,箕土路町
8,下池田町 9,荒木町 10,中井町 11,吉井町 12,田治米町 13,今木町
2日目の朝は有名な(?)行基参りです。
まず額町〜額原町の大阪和泉泉南線に八木地区全11台+田治米、今木のだんじりが集合します。
そこから8:30頃出発し、額→大町交差点右折→久米田寺というルートで行きます。
2009年からはコースが変更となりました。
大町から久米田中学校方面へ上がるのは同じですが、
従来は久米田中学校手前で池方向へ曲がっていたのですが、
その角を曲がらず久米田中学校前を通過し、
池の端、尾生との境目付近まで進み、
池の端の新しくなった道を久米田寺まで進みます。
久米田寺境内入り口でやりまわしの後、池尻町から順番に行基堂の前に並んでいきます。
帰路は久米田寺出口左折(やりまわしは各町判断)→新道を通り牛滝線へ左折やりまわし→大町方面へ帰っていきます。
久米田寺で見るには朝早くから場所をとらなければならないでしょう。
それがいやな人は額原町の集合を見に来ればすべてのだんじりが見れます。
2012年からは帰路コースが変更となりました。
池尻の村中を通るコースから変更、
新道を下り、牛滝線をやり回しするように変更となりました。
広い道のやり回しが少ない八木地区では珍しい広い道→広い道のやりまわしです。
その他
小松里交差点
牛滝街道と13号線の交点です。
右折(大町方向)には止め回しします。
左折(額町方向)はやり行基参り額原集合の際、やり回しする町もあります。
角度が90°でないので微妙に難しい交差点です。
池尻交差点
牛滝街道牛滝山方面に向かっただんじりが大町方向に曲がる交差点です。
鋭角の曲がり角なので止め回しです。
久米田北1号踏切前
ここは外側がすぐ線路、しかも道が狭いのでやり回しすることはありません。
昔はやってました・・・今思うと危ないな〜。
八木地区へのアクセス
電車にて
JR阪和線
JR大阪駅から(約1時間) 関空快速・紀州路快速で和泉府中駅 |
JR天王寺駅から(約45分) JR阪和線快速・関空快速・紀州路快速で和泉府中駅 |
↓ 和泉府中駅で各駅停車に乗り換え、久米田駅下車 |
JR和歌山駅から(約1時間)
JR阪和線快速・紀州路快速で東岸和田駅 |
JR関西空港駅から(約50分)
関空快速で東岸和田駅 |
↓ 東岸和田駅で各駅停車に乗り換え、久米田駅下車 |
南海本線
南海難波駅から(約35分) 空港急行で春木駅下車 |
南海和歌山市駅から(約1時間) 特急または急行で岸和田駅 |
岸和田駅で普通に乗り換え春木駅下車 |
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↓ 春木駅から大町まで徒歩30分くらい 夜疑神社までなら徒歩15分くらい |
南海岸和田駅から東が丘行きのバスで久米田駅前下車 または南海岸和田駅から牛滝山行きバスで小松里もしくは久米田下車という手段もあります。 ただしだんじりに影響されて時間がかかる恐れがあります。 バスに関しては詳しくわからないのでここでは説明いたしません。 詳しくは南海バスのHP(http://www.nankaibus.jp/)を御覧下さい。 |
車にて
駐車スペースの関係上だんじり見物には
各種公共交通機関をご利用ください。
また周辺道路は交通規制のため混雑が予想されます。