ものしりたまご | 食卓で愛されてきたタマゴを もっともっと知っていてほしい。 |
タマゴとコレステロールの関係は誤解!
タマゴのコレステロールが心配といわれるようになったのは、90年前のロシアの実験からです。
草食動物のウサギにタマゴを食べさせて実験した結果、血中コレステロールが増加したためです。
ウサギは草食動物なので、動物性の脂肪を含むタマゴを食べさせれば、コレステロールが増加する
のは当たり前だったのです。
最近の実験では、ヒトが普段の食事以外に1日にタマゴを3個ずつ、2週間食べつづけてもコレステ
ロール値にほとんど変化が無かったという報告もあります。
それどころか、タマゴにはコレステロールを低下させる成分(オレイン酸)が豊富に入っているのです。
また、特に悪玉コレステロールを下げる作用があるといわれているシスチンというアミノ酸が卵白に、
レシチンという脂肪酸が卵黄に含まれています。
タマゴはコレステロールが心配どころか、私たちを守ってくれているのです。
タマゴに含まれている体と健康によい成分
・メチオニン : 肝臓でアルコールが分解されるときに必要なアミノ酸の一種
がん予防に大きな働きをすることが注目されている。
100g中に約400mg
・コ リ ン : アルツハイマー病の治療薬として期待されている。卵黄に含まれ、
脳の記憶や学習にかかわりをもつアセチルコリンの原料となる。
含有量は大豆の3倍
・タマゴは「ビタミンC」と「食物繊維」以外の栄養素はほとんど入っています。
すごいでしょ。
タマゴが生鮮食品なのに、日持ちする理由
リゾチームという殺菌力のある酵素が卵白に含まれており、栄養価の高い卵黄は、この卵白
に守られているためです。でも、いつまででも腐らないことはありませんよね。
タマゴはとがった方を下にして、できれば冷蔵庫の奥にしまいましょう。冷蔵庫のエッグポケットは
ドアの開閉によって振動が激しく、温度が上がりやすいため鮮度が早く落ちてしまいます。
あの場所って、電気屋さんが勝手に作った場所なんですよ。
賞味期限とは、タマゴを生で食べられる期間のこと
賞味期限は、「食べられなくなる期日」ではなく、「生で食べても安心な期日」です。
賞味期限が過ぎたタマゴは、充分な加熱をすれば安心して食べられます。
ここでいう「充分な加熱」とは、「黄身が固くなるまで」ということ覚えてください。
また、賞味期間の内7日間は、「おたくの冷蔵庫内で保管している期間」を指します。
スーパーなどで賞味期間の残り7日以内で販売しているタマゴは、ちょっとへんです。
養鶏場で買えば、いつでも新鮮で安心ですね。