肉まんの由来

 肉まん。そもそも肉まんというものはどのようにして生まれたのでしょうか?

 

 この肉まんは、歴史は古く、古代中国にまでさかのぼります。 三国志のころ、諸葛孔明が孟獲を征伐をしに南方へ遠征した時に、人の首を生贄として供える風習のある町を通りかかりました。そのときに諸葛孔明は神様への生贄として、人の首を供えることを止めさせ、代わりに小麦粉をこねたものを人の頭型に作ったものに豚肉などで作った餡を詰めたものを供えさせるようにしました。それが饅頭の起源といわれています。この中から肉の餡の饅頭が日本に入ってきてからそれを肉まんというようになったようです。 日本に肉まんが登場したのは大正時代初期といわれています。初めて日本で肉まんという形で売り出したのは、ご存知新宿中村屋だとのことです。肉を入れた中華まんじゅう、ということで肉まんとして売られ始めたようです。この中村屋の相馬愛蔵氏が初めて肉まんを売った人といわれています。商品として世の中にでたのが1927年ということですから、そこから75年近くの歴史があるということは言うまでもない。

 

民明書房刊『中華の食材』より

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