永 六輔著「職人」 (岩波新書)より |
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「子供は親の言うとおりに育つものじゃない。親のするとおりに育つんだ」 | ||
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「何かに感動するってことは、知らないことを初めて知って感動するってもんじゃございませんねえ。 どこかで自分も知ってたり考えていたことと、思わぬところで出くわすと、ドキンとするんでさあね」 |
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「食べて美味しいものは簡単につくれます。喰って旨いものとなると年季がかかります」 ☆ 板前の台詞です。「食べて美味しい」も「喰って旨い」も同じようなことなんだけど、なんか気分がわかりますよね。 |
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「女房褒めればよく尽くす、亭主立てればよく稼ぐ」 | ||
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「百姓ってのは、百種類の作物をつくれる職人ってことなんだってさ」 | ||
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「屋久杉は、屋久島の杉のことをいうのではありません。屋久島の杉で樹齢千年以上の杉のことをいうのです」 | ||
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「和菓子の職人ですが、いつか、見惚れて喰うのを忘れるような、そんな菓子をつくってみたいですね」 | ||
永 六輔 1933年、東京浅草に生まれる。本名、永 孝雄。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわる。放送作家、作詞家、司会者、語り手、歌手などとして、多方面に活躍。 著書ー「大往生」「無名人語録」(岩波新書) 「もっともっとしっかり日本人」(日本放送出版協会) 「人間宣言」(光文社) ほか多数 |