ミーのこと

 
 昨年(平成16年)の12月1日の夕方、猫のミーが19歳の天寿を全うして旅立っていきました。
 昭和61年の梅雨の頃、生まれて間もない野良猫が「ニャーニャー」鳴いているのをあわれに思い、煮干しをやったのが縁で寺に居ついてしまいました。
 避妊手術、交通事故、伝染病、猫同士のケンカで噛まれての大怪我…と、ずいぶんくるしい目に遭いましたが、本来の生命力の強さからか今まで居たペットの中では最長寿を保ちました。
ミーと真里 晩年は腎不全で弱りましたが、最期は私の腕の中で眠るように息を引き取りました。
 追善のために、次男が写した生前の写真を座敷の違い棚に祀りました。そこに孫の真里が黙ってお水をお供えし、両手を合わせていました。せめて四十九日までと思っていましたが、片付けるのも忍びなく、今もそのままにしています。
 真里は毎朝、お水を替えてお参りをしています。真里の心の中に「ミー」は生きているのでしょう
。(正)
 


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