東井義雄(とういよしお)先生のことば
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(野口次男編 東井義雄先生「人生の詩」より) | ||||||||||||||
○太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。 太陽が昇るから夜が明けるのだ。 われわれはとかく、環境や他の条件の責任にしやすい。 ○水は低いところへ集まってくる。 尊いもの 美しいもの 善なるものも みんな 謙虚な人のところへ集まってきて その人のものとなる。 ○亀は兎(うさぎ)になれない。 しかしそのつもりになって努力すれば 日本一の亀になれる。 君は 君をりっぱにする 世界でただ一人の責任者なんだね。 ○どんなに つらくても さじを投げることだけはすまい。 なにくそと自分に鞭(むち)をあてて がんばろう 「朝のこない夜はない」 ○ひとりのよろこびは みんなで大きくしてよろこび ひとりのかなしみは みんなでわけあって 小さくして背負いあう生き方 ○暁の光に遇(あ)うとすべての存在が 青色青光 白色白光 それぞれの光を放ちはじめる。 ○大いなる光に遇うと 光をもたない星までが 光を放ちはじめる。 ○「一」を粗末にしては 「二」に進めない。 「三」「四」「五」「六」「七」 「八」まで進んでも まだ 「九」(苦)をのりこえなければ 「十」はつかめない。 ○最高に不思議なもの いのち それが 今ここにある。 ○ほんものと にせものとは 見えないところのあり方で決まる。 それだのに にせものに限って 見えるところばかり気にし飾り ますますにせものになっていく。 ○ほめてもらうことも 礼をいってもらうこともあてにせず ただよろこんでもらうことを よろこびとして 生きる生き方。 |
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東井義雄先生 略歴
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今から10年ほど前、門中寺院の方々と、先生が生涯を過ごされた東光寺を訪ね、本堂とお墓にお参りをしました。小さな本堂と質素なお墓でした。
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