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 冷え症
      

冷えは万病の原因と云われます。中でも免疫能に影響し、特に年齢が40歳以降になると、本来36.5度あるべき体温がそれ以下に成っている方が多いのです。女性に限らず40代以降に体温が一分下がると、免疫能もレベル1低下するという報告もあります。若い女性には36度以下を示す方もいます。人は35度以下では健康に生活することは出来ず、危険な状態となり、免疫能は殆ど働かず、各種のウイルスに感染すると云われています。

冷え性を根本的に治療するには、漢方薬が最適です。現代病の中でも難病と云われているのに、意外と放置されていることが多いのです。若いから、体質だからとあきらめていませんか?

 
 女性は冷え性が多いのに暑がり
 

女性はなぜ冷え症が多いのでしょう。男性と比べ皮下脂肪が厚く、暑がりの寒がりになります。脂肪分は、熱の伝達が悪いので温まり難く、また一度熱くなったら直ぐに冷めない性質を持っています。

夏は外気が高いので、体内では冷却させようとするが、皮下脂肪が厚いと、思うように放熱できないのです。そのため身体の中も皮下脂肪も熱して暑くてたまらない。そこで冷たいものを飲んだり冷房などで冷やしますす。

そこまでは良いのですが、この状態で一番冷えると所は下半身です。下半身には「腎」と云う臓器があります。この腎は冷えという感覚が少ないので、ここが冷えても危険信号の発信が直ぐできなくなります。

知覚が発達している皮膚面は、皮下脂肪が熱くなっているので冷えた感覚がなく、かえって暑くてたまらない状態になります。内臓は冷えているのに皮膚は暑く、本人も暑く感じてドンドン冷えたものを飲み、すっかり下半身が冷えきったころ、初めて皮下脂肪に冷却せよと伝達がいき、やっと熱感を去る(発汗など)ことができるのです。

この状況を毎日くり返していると、悪くなるのは下半身です。下半身は冷えに対して非常に弱く、たちまち腎機能低下となるのです。

冬は外気が低いので、皮下脂肪分がすっかり冷えてしまいます。寒さのなかに長くいると、冷えが更に強くなります。この寒さに冷えきった脂肪分が、全身を覆っているので、まるで冷蔵庫のなかの肉を肌着がわりに着ているような状態となります。脂肪は熱の伝達が
悪いので直ぐには温まらないからです。女性は冷え性で暑がりが多いい理由です。

 冷えの原因
        
             冷えと微小循環
 
         
     

  


貧血、冷え症は共通の疾患のようにいわれていますが、冷え症は末梢の血液循環が悪い状態を指します。貧血を伴う冷え症もありますが、他に自律神経の緊張が強いために血管の内径が狭くなり、血液の保有と循環が悪くなり冷たく感じることもあります。

また「頭に血がのぼって手足が冷たい」とよくいいますが、どこかで血液をたくさん必要としている場合には胃や手足へ行く血液が少なくなります。そうすると胃の働きが鈍り食欲不振になったり、消化不良を起こします。また足先がしびれたり、お風呂で温まったり、コタツを入れてもいっこうに暖かく感じないといった症状が表れてきます。


心臓から送り出される動脈血は大変多いように思われがちですが、全血の20%にすぎません。残りの80%は毛細血管内や静脈血中に存在しているのです。手足が朝起きる時や夕方になるとむくんでくるというのは静脈血のうっ滞といえます。できるだけスムーズに毛細血管で赤血球の酸素の供給をすませ、早く静脈中に戻り、心臓に早く帰って来ることができれば、動脈血量を増やして、より温まった身体を保持することができるのです。

 ところが、赤血球は心臓の送り出す血圧のポンプ圧によって勢いよく、動脈を通過して、いよいよ各細胞の前まで来て毛細血管という内径4から6ミクロン程の極めて細いパイプの中に入って行きます。(上図)毛細血管の中は圧力がかかっておりません。しかも赤血球は毛細血管の内径よりも大きく、自分自身をゴムまりのように柔らかく、変形してくぐり抜けて行かねばなりません。

健康人なら楽々と通過するのに、慢性病を持っていたり、更年期障害がひどい時や、気分的にストレスがかかっているような時は、赤血球は柔らかくならず、むしろ赤血球が硬くなっているのです。

これでは細い毛細血管を通過していくスピードが落ちてしまうために、細胞への酸素も十分に行き届かず、冷え症の症状も表れてきます。末梢循環がこのようにして悪化してきますと、しばしば肩こり、腰痛症も起こってきます。


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 治療法
 

人参や生地黄が配合された漢方薬は、悪くなった赤血球の変形能を改善してくれる作用あります。また早く新鮮血を作る作用もありますので、益々毛細血管での通りがスムーズになり、元気を取り戻し、冷え症を治してくれるのです。

 体温の一日のリズム
            
                    


 
24時間の体温リズムです。人は一日中同じ体温でなく、上図のように変化します。但し体表温度と体内温度は反対になります。(図の濃い方が体外温度。薄い方が体内温度)

朝目覚めた時(6〜8時)は、36,3〜4度程度で、その後徐々に上昇し、昼頃には36,6〜7度になり、午後4時前後には36,7〜36,8〜9度の最高体温になります。その後、徐々に下がり午後8時頃から36,5度以下になって、深夜(4時頃)の36,4度前後は最低温度です。

このリズムには上図のように幅がありますが、男女もとに大体この範疇から離れることはありません。


      


最近は低体温の方が増えています。低体温は病気の予備軍になりますので、改善が必要となります。漢方薬は低体温を改善する処方が多く揃っています。

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