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 糖尿病
   
 糖尿病の種類

 1型糖尿病
 膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなっておこ
 る。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型導尿病と呼ばれていた。

 2型糖尿病
 インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる
 (インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食事や運動などの
 生活習慣が関係している場合が多い。 我が国の糖尿病の95%以上がこのタイプ。

 遺伝子の異常や他の病気が原因となるもの
 遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などの他の病気が原因となって糖尿病が引き起こされ
 るもの。 薬剤が原因となる場合もある。

 明らかな糖尿病は
 
 空腹時の血糖値が140mg以上、または食後の血糖値が200mg以上です。

 (血糖値とは血液中のブドウ糖の量を示し、
   1デシリットル中110mg以下を正常値とします。)

 空腹時血糖値が110~130で20~30%、130~140で約70~80%の人が
 すでに糖尿病といえる状態になっています。
 これらを糖尿病の軽症期といい、10年20年をへて明らかな糖尿病に至ります。

 「この年まで糖尿病ではなかったからもう安心」とも言えません。
 40代よりは50代、50代よりは60代、70代と年を重ねるほど発症率は高くなります。

 
 糖尿病が怖いのは
 
 糖尿病は現代において最も増加傾向にある代表的な生活習慣病です。病糖尿病がなぜこのように大きく問題化
 されるのかと申しますと、この病気が身体全体に及ぶ病気であり、とくに全身の血液循環に広く傷害をもたらす病
 気だからです。

 血糖値が高いということ自体はそれほど問題ではないのですが、血糖値の高い状態がそのまま続きます と、血液
 の流動性が低下して血液がサラサラと循環しにくくなり、血管自体も硬化が進んで微小循環に 障害が発生しやす
 くなり、終いには梗塞や出血が発生するようになって、四肢の切断、眼底出血による失明、腎障害・肝障害の発生、
 脳梗塞による意識障害、心筋梗塞による突然死、その他種々様々な病症をまねくようになるのです。

    糖尿病が原因で毎年1万人の人が失明し、1万1千人の人が新たに人工透析を開始します。
    壊疽による下肢の切断も1万人に及ぶそうです。

    糖尿病の合併症は全身に及ぶのですが、

     〇糖尿病性網膜症
     〇糖尿病性腎症
     〇糖尿病性壊疽
     〇神経障害
     〇動脈硬化・高血圧・心臓病 などがあります。
 

 糖尿病の治療で最も重要なことは生活習慣の改善です。とくに食生活面をきちんとすることは、血糖値の改善だ
 けでなく、合併症を引き起こさないための重要なポイントです。

 糖尿病を少しでも改善し、合併症を予防・治療する上で漢方療法は非常に効果的であり、大いに運用すべきと
 考えます。

「糖尿病」のときに現れる典型的な症状
 
 現代医学では、血液検査によって血液中の血糖値を測って判断しますが、漢方医学では身体上に出現する症状から
 判断します。その症状とは、「多飲」・「多食」・「多尿」・「消痩」という三つの症状で 、この中の三つの症状をとくに
 「三多症状」と呼んでいます。

 これは糖尿病によく見られる症状で、“ 燥熱の邪(一種の熱性の病邪のこと)”によって体内の水分が過度に消耗
 することが原因と考えられています。

 ①「口渇と多飲」について

 これは体内の水分の消耗が激しいことによって現れる症状で、個人差はありますが、水分を多量に欲するという一
 種の症状です。
 漢方医学では、口渇のとくに激しいものを“煩渇(はんかつ)”と呼んでいます。

 糖尿病に多く見られる症状で、とくに糖尿病の場合は慢性的にこの症状が繰り返し現れ、口渇が激しくて、一種の
 イライラ感を伴い、水を飲んでもまたすぐ飲みたくなり、家にいるときはしょっちゅう冷蔵庫の冷たい飲み物を欲しが
 ります。
 このとき血糖値を測るとたいての場合その数値が高くなっています。

 ②「多食」について

 これは、食べでも食べてもまたすぐに空腹感に襲われて食べてしまうという一種の病症で、この症状のことを“消穀
 善飢(しょうこくぜんき)と呼んでいます。飲食したものが早く消化されてまたすぐ飢餓感を覚えるというものです。

 糖尿病などでよく見られる症状で、漢方医学でいう“胃熱(いねつ)”が原因と考えられています。

 この症状が長期続きますと、身体が次第に痩せるようになります(この現象を「消痩(しょうそう)」と呼んでいます)。

 ③「多尿」について
 
 これは、排尿量が摂取した水分量以上に多く感じるという一種の病理現象のことです。胃の機能が亢進し過ぎる
 ために腎の働きが低下して発生する症状で、これが長期間続きますと、多くは“腎虚(じんきょ:腎機能が衰える病
 症のこと)”をまねきます。

 生命の根本とされる腎の衰えですから、老化現象が早く現れます。

 「糖尿病」は「癌」とともに現代社会で最も増加の傾向にある病気とされ、社会問題にもなっています。
 “血管の病気”とも言われ、全身の血液循環に大きな影響を及ぼす軽視できない病気です。
 完治できなくとも大事に至らぬよう、そして合併症を起こさぬよう心掛けることが肝要です。

 糖尿病の食事はどうすればいいの?
                                  
 。野菜はたっぷり摂りましょう。                     
 。食事は決まった時間に、時間をかけてゆっくりよく噛んで食べましょう。
 。甘いものや脂っぽいものは食べ過ぎない。 
 。味付けは薄味にし、テレビを見ながらの”ながら”は止めましょう。
 。多いときは残しましょう、もったいないなんて言わないで!明日食べましょう(⌒-⌒)。
 。お茶碗は小さいものをで(^_^)v。
 。調味料(マヨネーズ・ドレッシングは油が多い)はかけないで!
 。ひとり分づつ、取り分けてたべましょう、大皿から食べるとどのくらい食べたか分かりづらいため、ついたくさん
     食べてしまいがちです。
 
 
 糖尿病でお悩みの方どうぞメールでご相談ください。

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