阿弥陀寺だより

平成20年春季 第15号
  
3月30日(日) 晋山式を挙行

 来る3月30日に晋山式を挙行します。
 お稚児に参加いただける子どもさんも、おかげをもちまして当初の予定人数を大きく上回り、現在82名の申し込みをいただいております。
 ここで晋山式当日の流れを簡単にお知らせします。

◎午前7時…稚児集合(老人会館)
・詳しくは後日、参加申し込みのあったお宅へお知らせします。

◎午前7時40分…稚児記念写真(本堂前で)

・撮影終了後、上田全紀宅前へ移動します。

◎午前8時20分…中宿内仏回向(上田全紀宅)

◎午前8時40分…庭儀式(お練り)
 
・町内を行列を組んで練り歩きます。(左下参照)

◎午前9時15分…開門式
・稚児は、本堂前で智恵の水を頂いた後、老人会館へ移動し、着替えて貸し衣装を返却し、解散します。

◎午前10時…堂内式

◎午前11時…書院式


 以上が式当日の簡単な進行予定です。
 当日の天候等により、多少の時間の変動が生じる事も考えられますが、予定時間通り、盛大な中にも厳粛に式が行えますよう、皆さんのご協力をお願いいたします。

※ お稚児参加の方への衣装渡しと説明会を、3月23日(日)午後2時より、阿弥陀寺で行います。
 詳しくは、後日準備委員の方を通じて、参加されるお宅へお知らせいたします。


晋山式庭儀式(お練り)の行程(予定)

上田全紀宅前を出発(午前8時40分)→馬場商店→中出地蔵尊前→奥 建司宅前→地車格納庫前を右折

→奥 時夫宅前→高橋義一宅前を右折→奥 育子宅前を左折→実行倉庫前を左折→阿弥陀寺へ到着(午前9時15分)


※ 途中、急な坂道もありますので稚児のお子さん方には十分、気をつけてください。


春季彼岸会(はるのおひがん)のおつとめは
3月20日(祝)午後1時半から


  例年のとおり、春季彼岸会の法要をつとめます。
 ご近所お誘いあわせて、阿弥陀寺へお参りください。


星野富弘先生の母の愛

  老衲 野口正晧

 『愛、深き淵より。』(学習研究社発行)に載っているお母さんへの想いを次のように書かれています。
 以下、引用させていただきます。

 私が入院する前の母は、昼は畑に四つんばいになって土をかきまわし、夜はうす暗い電灯の下で、金がないと泣きごとを言いながら内職をしていた、私にとってあまり魅力のない母だった。私がけがをした時、話をきいただけで貧血をおこし、気管切開の手術あとをみて、へなへなと坐りこむ母だった。
 母が世間一般にいう強い人なら、私をおいて家へ帰り、私のために自分のすべてを犠牲にするようなことはしないで、もっと別な方法を考えたかもしれない。
 しかし母には、私をおきざりにできない弱さがあった。そのどうにもならない弱さが、いまの母を支えているもっとも強い力なのではないだろうか。
 もし私がけがをしなければ、この愛に満ちた母に気づくことなく、私は母をうす汚れたひとりの百姓のおんなとしてしかみられないままに、一生を高慢な気持ちで過ごしてしまう、不幸な人間になってしまったかもしれなかった。


淡い花は 母の色をしている
弱さと悲しみが 混り合った
あたたかな 母の色をしている
    (ばら)。



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