阿弥陀寺だより

平成17年夏季 第2号
  
平成23年(2011年)
元祖法然上人800年大遠忌が奉修されます

〜800年大遠忌は一人ひとりの浄財を礎(いしずえ)に〜知恩院全景

 法然さまが建暦2年(1212年)正月25日、極楽世界へおかえりになられてから、平成23年(2011年)で800回忌にあたります。
 この大遠忌は、お念仏の信仰に生きる全ての人々が、共に法然さまに報恩感謝のまことをささげる大法要です。
 この大遠忌に備えて法然さまの教えに生きる人々の心のふるさとである知恩院では、現在国宝となった御影堂の建立(1639年)以来の大修理をはじめとするさまざまな事業を行います。
 800年大遠忌報恩の記念事業は皆様のお気持ちが集まり、その輪が広がって成し遂げられるものです。
 皆様のご理解とご協力を伏してお願いいたします。
 

お施餓鬼(せがき)のおつとめは8月2日(火)に行います

 ご先祖先亡のお供養を行うお施餓鬼を、例年のとおりおつとめさせていただきます。
日時 8月2日(火)午前8時半より
※ご先祖に英霊が在る方は、8時半までにお参りください。
 また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家など)は施餓鬼会の最後(10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきます。ご親族の方々でお参りください。

再確認しましょう
お仏壇のご霊膳の供え方


 夏になりお盆が近づくと、ご霊膳のお供えの仕方について、よく聞かれることがあります。
 今回は基本的なご霊膳のお供え方について、考えてみましょう。

 仏前や霊前に供える食事を霊膳と呼んでいます。ほとけさまへのご供養ですから、肉や魚介類を使わない精進物の材料で作ります。
 お椀には高坏を除きすべてふたがついています。飯椀と汁椀のふたは器の中に入る大きさで小さい方が飯椀、大きい方が汁椀です。お椀とふたの大きさが大小逆になりますから注意が必要です。
◎飯椀…米飯を盛ります。新しく炊いたご飯のお初を供えるように心がけましょう。丸く山盛りにするのは「蓮のつぼみ」を表すといわれています。
◎汁椀…吸い物を入れます。味噌汁、すまし汁いずれでもかまいません。
◎平皿…煮物を入れます。大根、人参、ゴボウ、レンコンなどが一般的ですが、精進素材ならあまりこだわる必要はありません。
◎壺皿…基本的には膾を入れます。大根や人参を細かくきざみ、三杯酢・ゴマ油・味噌酢などで和えたものを入れます、膾に代えて煮豆などでもいいでしょう。
◎高坏…香の物(漬物)を入れます。ご家庭で作られる漬物で結構です。
 霊膳は「ほとけさま」にご供養するものです。向きを逆に供えているケースをお見かけすることがありますが、置く向きを間違えないように注意しましょう。
 


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