阿弥陀寺だより |
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平成21年夏季 第21号 | ||
思いやりは心づかい住職 野口泰宏突然ですが、皆さんは今の社会の様子をどう思われますか? 「物で栄えて、心が滅ぶ」と言われ、もうずいぶん時が経っていますが心が復活する気配は一向になく、金銭欲や物欲がますます高じています。 もちろん人間には欲があり、他者と比べたりする競争心もあります。これが進歩の元にもなりますが、行き過ぎれば我利我利亡者です。自分さえ良ければいい、というような自己中心的な考え方や他者への思いやりよりも自分の損得に重点をおくような風潮が、人に対する不信感を生み、孤立感を高めてしまいます。 人間は社会的な生き物です。ひとりで生きていくことはできません。日々、多くの人と接して生きています。イヤだと思うこともあるでしょう。わずらわしいと思ったり、時には傷つくこともあるでしょう。そうしたところから、できるだけ他者とは深く付き合わず、浅く上辺だけの関係でいたい、という今日の希薄な人間関係が出来たのではないでしょうか。 毎年お勤めするお施餓鬼の法要は、自分や親族だけでなく他者に対する思いやりの心を起こしてほしいという願いが込められたものです。 他者を思いやるとは、「この人はどんなことを思い考えているのだろうか」と想像する「心づかい」だと思います。 日々の暮らしの中で、今よりほんの少し、この他者に対する「心づかい」が実践できれば、もっとやさしさのある社会に変わっていくのではないでしょうか。 |
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8月2日(日)午前8時半から 施餓鬼供養は、有縁・無縁の精霊に功徳をたむける法要です。 ご先祖に英霊が在るお家は、午前8時半までにお参りください。一般の回向の前に英霊回向があります。 また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家など)は、施餓鬼会の最後(午前10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきます。ご親族の方々でお参りください。 |
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もう一度…
夏になりお盆が近づくと、ご霊膳のお供えの仕方について、よく聞かれることがあります。 |
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