阿弥陀寺だより

平成25年夏季 第38号
  
仏さまのお花
     住職 野口泰宏

 暑い季節がやってきました。暑くなるとどうしても仏壇やお墓の花持ちが悪くなりますね。
 仏さまや墓前に花をお供えする時、「仏さま、ご先祖さま、どうぞこのきれいなお花をお受けください」という心を捧(ささ)げるのですから、気持としては花は美しいほうを向こう向きにお供えすべきですが、そうはしません。なぜでしょうか。
 美しいものを供養したいと思う心を捧げるのと同時に、仏さまや墓所を飾るという意味もあります。そうすると、向こう向きのままでは飾るということにはなりません。
 ためしに、一度向こう向きに供えてみてください。何か心苦しいというか落ち着かないでしょう。
 では、こちら向きになおしてみます。やはりこの方がずっときれいで気持ちも落着きます。きれいに飾られると、仏さまの荘厳(そうごん)さもより増すことでしょう。それにお参りする人もきっときれいな気持ちになって、お参りしたという実感がわきます。 清々(すがすが)しいこころを仏さまやご先祖さまが受け取ってくださり、その喜ばれたみこころがまたこちらへ伝わって供えた方の喜びになります。
 「きれいな花をありがとう。一緒に美しい清々しい気持ちで暮らさせていただきましょう」という仏さまやご先祖の声が聞こえませんか? 
 供える花は私たちのこころそのままです。お仏壇の花がしおれたままなどということがないように心がけましょう。

「おてつぎこども奉仕団」参加者募集

 今の子どもたちを取り巻く環境はめまぐるしく変化し、日々の生活にストレスを感じている子どもがいるという話も耳にします。
 「おてつぎこども奉仕団」は、おつとめや清掃奉仕、仲間との集いなどを通じて、心身ともに健康な子どもを育てることを目的とした浄土宗の奉仕団です。
 子どもが貴重な経験を実践することで、「感謝の気持ち」「助け合いの気持ち」などを体得していただけるものと確信しております。
日時:8月24日(土)〜26日(月)の2泊3日
対象:小学4年〜中学3年までの男女
宿泊地:総本山知恩院(京都市東山区)
※ 詳しくは、阿弥陀寺までお問い合わせください。

8月2日(金)午前8時半から
おせがきのおつとめをします


 ご先祖先亡のご回向を行うお施餓鬼を、例年のとおりおつとめさせていただきます。
 施餓鬼供養は、有縁・無縁の精霊に功徳をたむける法要です。
 ご先祖に英霊が在るお家は、午前8時半までにお参りください。一般の回向の前に英霊回向があります。
 また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家など)は、施餓鬼会の最後(午前10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきます。ご親族の方々でお参りください。

お盆のお参り
町内は8月13日(火)

 お盆の町内の棚経参りは、8月13日(火)の早朝より、お参りさせていただきます。
  お盆は、次の日程でお参りさせていただきます。
(順不同)
・8月11日(
)…八幡町、和泉市、堺市、大阪狭山市、大阪市、泉南市
・8月12日(月)…阪和線 以東の市内、貝塚市
・8月13日(火)の早朝より…阿間河滝町
・8月14日(水)…阪和線以西の市内
・8月15日(木) 午後3時より…精霊送り
 また、お盆の経木(きょうぎ)のご入用の方は8月10日(
)以降に寺まで取りに来てください。一枚300円です。
 年に一度の先立った方の里帰りです。最も暑い時期ですが、家族そろってまごころをこめてお迎えしましょう。


「泥沼の 泥に染まらぬ 蓮の花
(私たちもそういう心であり続けたいですね。)


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