阿弥陀寺だより |
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平成18年新年 第5号 | ||
「師の信条と言葉」
亡師(丹羽貫誠)は和歌山県田辺市で生まれ、大阪の大蓮寺で仏弟子になり、縁あって大分市佐賀関の正念寺で住職として人生の大半を過ごしました。 |
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「六波羅蜜」ってなに?秋季号で、お彼岸は六波羅蜜を行じる期間と書きました。今回はこの六波羅蜜について考えてみましょう。「六波羅蜜」とは6つの「波羅蜜(パーラミター)」つまり「彼岸」(極楽浄土)に至るための実践方法です。 その6つとは @布施…与えること。大きく分けて、物質的な施しである「財施」と精神的な施しの「法施」がありますが、それ以外にも笑顔(和顔施)、まなざし(慈眼施)、優しい言葉(愛語施)、座る席(床座施)や泊まる宿(房舎施)、人の幸せを喜ぶ(心慮施)などがあります。 A持戒…良き生活習慣を身につけて保つこと。もっと簡単にいえば「むさぼらないこと」といえるでしょう。 B忍辱…耐え忍ぶこと。何が起こっても、すべて「自業自得」とわきまえ、責任を他のせいにしないことです。 C精進…努力、つとめるということ。「精だせば 凍る間もなき 水車」という句がありますが、この水や水車のように、とにかく留まらないことといえるでしょう。 D禅定…心をしずめ、精神を統一すること。思念をこらして心を動揺させないことです。 E智慧…単なる知識を超えた明確な判断のこと。先入観や利害にとらわれず、明らかに判断することといえます。 以上、六波羅蜜を簡単に説明してまいりましたが、この行が完成されたのが「彼岸」(極楽浄土)の世界です。これに対し、私たちのいる現実の世界を「此岸」といいます。 現代は「楽しみがあっても、喜びのない時代。刺激はあっても、感動のない時代」といわれます。 今の時代「六波羅蜜」をもう一度見つめてみる必要があるのではないでしょうか。 (一輪の花は寒風の下でも文句も言わず、私たちの心を癒してくれます) |
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ご意見ください
皆さんは、阿弥陀寺のホームページがあることをご存知でしたか? |
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