阿弥陀寺だより

平成29年夏季 第54号
  
「ことわざから学ぶ」
      住職 野口泰宏

 昔から言い伝えられた言葉には、「なるほど!」と思わせるものがたくさんあります。
 そんな「ことわざ」を集めてみました。

 
「去る者日々に疎(うと)し」

 仲の良かった友人でも遠くに行って音信不通になると、月日が経つにつれて疎遠になるもので、近親の間でも同じ家の中にいる間は親しいけれど、離れると、何となく遠く感じられるものです。
 現に生きている間でもそうですから、亡くなった人に対しては、もう二度と会えぬものと思い決めているので、どうしても疎遠になりやすくなります。
 一周忌や三回忌の間は、まだ思い出されて目頭も熱くなりますが、さて十年、二十年、三十年と時が経つにつれ忘れかかって、命日の供養どころか、どうかすると年回の年も忘れてしまうことになりかねません。

 「小言いう 相手もあらば今日の月」

 親子でも夫婦の間でも、生前には何かにつけていわれた小言や文句を、うるさく思ったこともあるでしょう。
 しかしそれも言ってくれる相手があればこそです。小言もいってくれる人がいないことほど、淋しいことはないでしょう。 

 「親の意見と冷や酒は後で効く」

 面白い表現ですね。経験のある方もおられるでしょう。
 しばらくたって、じんわりと効いてくるのが親の意見です。



明るく・正しく・なかよく…
「おてつぎ子ども奉仕団」参加者募集


 今の子どもたちを取り巻く環境はめまぐるしく変化し、日々の生活にストレスを感じている子どもがいるという話も耳にします。
 「おてつぎ子ども奉仕団」は、おつとめや清掃奉仕、仲間との集いなどを通じて、心身ともに健康な子どもを育てることを目的とした浄土宗の奉仕団で今年で40回目です。
 「感謝の気持ち」「助け合いの気持ち」などをきっと体得していただけるでしょう。
 送迎は住職が行います。
日時:8月20日(日)〜22日(火)の2泊3日
対象:小学3年〜中学3年までの男女
宿泊地:総本山知恩院
参加費…4千円
締め切り…7月15日(土)
※ くわしくは、阿弥陀寺までお問い合わせください。


8月2日(水)午前8時半から
 おせがきのおつとめをします


 ご先祖先亡のご回向を行うお施餓鬼を、例年のとおりおつとめさせていただきます。
 せがき供養は、有縁・無縁の精霊に功徳をたむける法要です。
 ご先祖に英霊が在るお家は、午前8時半までにお参りください。(一般の回向の前に英霊回向があります。)
 また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家)は、せがき会の最後(午前10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきますので、ご親族の方々でお参りください。

 

お盆のお参り(棚経)の予定

 お盆の町内の棚経参りは、8月13日(日)の早朝より、お参りさせていただきます。
 お盆は、次の日程でお参りさせていただきます。
・8月10日(木)… 初盆のお宅
・8月11日(
)… 堺市、和泉市、大阪狭山市、大阪市、泉南市
・8月12日(土)… 阪和線より山側の市内、貝塚市
・8月13日(
)の早朝より… 阿間河滝町
・8月14日(月)… 阪和線より浜側の市内
・8月15日(火)午後3時より… 精霊送り
 また、お盆の経木(きょうぎ)のご入用の方は8月2日以降に寺まで取りに来てください。一枚300円です。
 年に一度の先立った方の里帰りです。最も暑い時期ですが、家族そろってまごころをこめてお迎えしましょう。
          合掌


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