阿弥陀寺だより |
||
平成30年夏季 第58号 | ||
8月2日(木) 午前8時30分から 「おせがき」のおつとめをします ご先祖先亡のご回向を行うおせがきを、例年のとおりおつとめさせていただきます。 せがき供養は、有縁・無縁の精霊に功徳をたむける法要です。 ご先祖に英霊が在るお家は、午前8時半までにお参りください。(一般の回向の前に英霊回向があります。) また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家)は、せがき会の最後(午前10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきますので、ご親族の方々でお参りください。 「おせがき」は、「施餓鬼会」「施食会」などといわれ、生きとし生けるものすべてを対象に行われる法会です。 法要では餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の諸精霊を供養し、また同時に皆さん自身の福徳延寿を願います。 施餓鬼会は、新亡の霊や先祖代々の諸霊を供養するとともに、無縁仏や餓鬼にほどこしをする法要ですが、さらに日頃の自分自身の内面にある「餓鬼」の心を反省し、自他ともに生かされている身をしっかり受け止め、救われる功徳をお互いに積んでいくことが最も大切なことなのです。 |
||
|
||
もう一度… お仏壇のご霊膳の供え方 夏になりお盆が近づくと、ご霊膳のお供えの仕方について、よく聞かれることがあります。 今回は再度、ご霊膳のお供え方について、考えてみましょう。 仏前や霊前に供える食事を霊膳と呼んでいます。ほとけさまへのご供養ですから、肉や魚介類を使わない精進物の材料で作ります。 飯椀と汁椀のふたは器の中に入る大きさで小さい方が飯椀、大きい方が汁椀です。お椀とふたの大きさが大小逆になりますから注意が必要です。 ◎飯椀…米飯を盛ります。新しく炊いたご飯のお初を供えるように心がけましょう。丸く山盛りにするのは「蓮のつぼみ」を表すとい われています。 ◎汁椀…吸い物を入れます。味噌汁、すまし汁のいずれでもかまいません。 ◎平皿…煮物を入れます。大根、人参、ゴボウ、レンコンなどが一般的ですが、精進素材ならあまりこだわる必要はありません。 ◎壺皿…基本的には膾を入れます。大根や人参を細かくきざみ、三杯酢・ゴマ油・味噌酢などで和えたものを入れます、膾に代えて煮豆などでもいいでしょう。 ◎高坏…香の物(漬物)を入れます。 霊膳は「ほとけさま」にご供養するものです。向きを逆に供えているケースをお見かけすることがありますが、置く向きを間違えないように注意しましょう。 |
||
|
||
お盆のお参り お盆は、次の日程でお参りさせていただきます。 ・8月10日(金) …初盆のお宅 ・8月11日(祝)…八幡町、堺市、和泉市、大阪狭山市、大阪市、泉南市 ・8月12日(日)…阪和線より山側の市内、貝塚市、熊取町 ・8月13日(月)の早朝より…阿間河滝町 ・8月14日(火)…阪和線より浜側の市内 ・8月15日(水)午後3時より…精霊送り また、お盆の経木(きょうぎ)をご入用の方は8月2日以降に寺まで取りに来てください。一枚300円です。 年に一度の先立った方の里帰りです。最も暑い時期ですが、家族そろってまごころをこめてお迎えしましょう。 合掌 |
||
|