阿弥陀寺だより

令和2年冬季 第67号
  
「阿弥陀さまのはたらき」
      住職 野口泰宏

 今年も残りわずかとなりました。
 今年は、新型コロナウイルス感染症が流行し、世の中を大きく変えました。
 今まで当たり前であったことが当たり前でなくなった今、当たり前であったことは有難いことだったのだと改めて思い知らされます。
 コロナ禍の中、人と人との関わり方も変わり、淋しさを感じます。ワクチンや治療薬のない現在、自分や家族、大切な人の命を守るために予防や自粛することはとても大切なことです。
 しかし、そのことだけにとらわれて、今、自分が限りある命に生かされているという事実を見失なっていませんか?
 私たちの世界のあらゆるものは一瞬一瞬に変化し、変わらないものなどひとつもありません。常に移り変わっていくのです。
  今日の「いのち」は決して戻らない「いのち」の一日です。この一瞬一瞬のいのちも二度と戻らない大切な「いのち」なのです。
 今、私が限りのあるいのちに生かされているという事実に目覚め、この一瞬一瞬のいのちを輝かせると今しかできない大切なことが明らかになります。
 本当に大切なことを見失っているこの私に、自らのすべてをかけてはたらいてくださっているのが阿弥陀さまなのです。


修正会(年始のおつとめ)を中止します

 毎年、1月2日に行っています新年のおつとめの修正会は、新型コロナウイルス感染予防のため、中止いたします。
 社会の平和と人々の幸福を祈る法会(ほうえ)を皆様とともにおつとめできないことはとても残念ですが、新しい年が幸せな年となりますようそれぞれお家の仏さまに願いましょう。


文殊会を中止します

 
例年、成人の日に開催の「文殊会」は中止することと決定しました。 
 とんどやおつとめはできませんが、受験生がおられるお宅には、後日、文殊会役員が「絵馬」をお届けしますので、願い事を書いて渡してください。
 受験生には合格祈願のお守りをお授けします。



年回忌のお知らせ

 令和3年、年回忌に当たっているお宅へ12月初旬に郵送でお知らせします。
 来年の年回忌はここのとおりです。



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