阿弥陀寺だより |
||
令和4年夏季 第72号 | ||
お盆の由来 今年もお盆が近づいてきました。 お盆の起源は『盂蘭盆経』(うらぼんきょう)というお経に記されており、お釈迦さまの弟子・目連(もくれん)尊者と、餓鬼道に墜ちた目連尊者の母親の逸話にさかのぼります。 お釈迦さまは、母親を救いたい目連尊者に次のように説かれました。 「僧たちが夏の修行を終える七月十五日に、食べ物や飲み物を献じれば、その功徳によって汝の母親を救うことができるであろう」 これが日本の先祖供養の信仰と結びつき、七月または月遅れの八月に、先祖供養の行事として行われるようになりました。 お盆には、今は亡きご先祖様を極楽浄土からご自宅にお迎えし、ねんごろに供養しますが、それは「多くの方々のいのちのつながりがあったからこそ私のいのちがある」ということに感謝の気持ちを伝えるためです。 このことに今一度思いをいたし、ご先祖に「敬いの心」を次の世代につないでいくことこそが、お盆の大切な意味といえるでしょう。 合掌 |
||
|
||
8月2日(火)午前8時半から「おせがき」のおつとめをします ご先祖先亡のご回向を行うお施餓鬼を、おつとめさせていただきます。 せがき供養は、有縁・無縁の精霊に功徳をたむける法要です。 ご先祖に戦没者が在るお家は、午前8時半までにお参りください。(一般の回向の前に英霊回向があります。) また、新たに永代せがきを申し込まれたお家(初盆のお家)は、せがき会の最後(午前10時半すぎ)に一霊ずつご回向させていただきますので、ご親族の方々でお参りください。 暑い折ですが、マスク着用をお願いしまます。 |
||
|
||
お盆のお参り(棚経)の予定 お盆の町内の棚経参りは、8月13日(土)の早朝より、お参りさせていただきます。 お盆は、次の日程でお参りさせていただきます。 お盆は、次の日程でお参りさせていただきます。 ・8月9日(火)…大阪市、守口市、神戸市 ・8月10日(水) …初盆のお宅 ・8月11日(木)…八幡町、堺市、和泉市、大阪狭山市、泉南市、田尻町 ・8月12日(金)…阪和線より山側の市内、貝塚市、熊取町 ・8月13日(土)の早朝より…阿間河滝町 ・8月14日(日)…阪和線より浜側の市内 ・8月15日(月)午後5時より…精霊送り また、お盆の経木(きょうぎ)をご入用の方は8月2日以降に寺まで取りに来てください。一枚300円です。 年に一度の先立った方の里帰りです。最も暑い時期ですが、家族そろってまごころをこめてお迎えしましょう。 |
||
|
||
心静かに保つには 便利な世の中になったのに、現代人は慌ただしく生活をしています。 時間があれば、電車内や食事のつかの間でもスマートホンをいじっています。 心を静かに保つためには、ぼんやりする時間も必要ではないでしょうか。 何も考えずに過ごすこと、立ち止まって考える事はとても大切な行いです。 「正(ただしい)」とは、「一(ひとつ)」「止(とまる)」と書きます。 一日一回でも、立ち止まり、自分を顧みる事が正しい行いにつながります。 お寺の本堂やお仏壇の前は、心静かになれる場所です。 どうか合掌して心を静かに保ってみませんか。 合掌 |
||
|