阿弥陀寺だより

平成18年冬季 第9号
  

加藤先生の遺(のこ)された想い
「美しく生きるために」

   
住職 野口正晧

 一昨年の1月と今年の5月の2回にわたって阿弥陀寺で講演され、多くの方々に笑いと感動をくださった大分県人権講師の加藤正三先生が、11月5日に闘病の末、69年の生涯を閉じられた。5月の教育講演会での加藤先生
 私を50年に及ぶ長い間、実弟のように、いやそれ以上に可愛がっていただき、親身に勝るご指導を賜った。
 過ぎ去りし日々の一齣一齣が思い出され、思わず涙があふれてくる。
 5月20日の「阿弥陀寺教育講演会」には奥様ご同伴のもと病身をおしてお越しになり「何としても阿間河滝町の皆さんにお会いしてお礼を申し上げたい」と、我々に熱く語りかけられた。

 
『美しく幸せに生きるために』
 たった一度だけしかない人生… すべての人は、生まれながらにして美しく幸せに生きる資格をもってこの世に存在している。
 美しく幸せに生きるとは…
・生きがいがあり、夢がある
・心おきなく付き合える友がいる
・健康で、明るい家庭がある
・みずみずしい感性を持ち続ける
・感性とは、価値あるものに気づく感覚である 
 等々、ご自身の教育実践とご家庭のことを例に出しながらわかりやすく、時には爆笑を誘いながら一時間余り、熱のこもったお話をいただいた。
 お教えいただいた事を阿間河滝町の皆さんや、ご講演を拝聴された方々と共に、今後の糧、人生の指針としてご恩に報いたいと思う。
 先生の霊位が、蓮台上にて佛果を増上し、すみやかに十方界に還ってわれらを護念したまえと願うや切である。    合掌

修正会(年始のおつとめ)は
1月2日午前10時から

 新年、最初のおつとめを1月2日午前10時から阿弥陀寺で行います。
 社会の平和と人々の幸福を祈って、法会(ほうえ)を修します。これを修正会といいます。私たちも無事新年を迎えられたことをご本尊さまに感謝し、この一年すこやかに過ごせるよう、皆さんと一緒にすがすがしい新年を迎えられたことに感謝し、新しい年が幸せな年となりますよう共に願いましょう。
 皆さんお誘いあわせの上、老若男女を問わず、お参りくださいますようお願いいたします。

文殊会を1月8日(成人の日)に開きます

 知恵の仏様である文殊さまのおつとめを、子ども会のご協力のもと、1月8日(成人の日)に行います。
昨年の文殊会
 内容は、
◎とんど(古いしめかざりやお守りなどのお魂を抜いて火にあげます)、もちつき、ぜんざいの接待
…運動場で午前8時半から

◎おつとめ、受験生の合格祈願
 …阿弥陀寺で午前9時半から

◎「コール・ブリランテ」によるコーラス
 …阿弥陀寺で午前10時15分から

◎藤井美智さんによるトランペット演奏
 …阿弥陀寺で午前10時半から(生演奏の本格的な音楽を楽しみましょう)

 後日、子ども会の役員さんから配られる絵馬に「願いごと」を書いて、当日持ってきてください

年回忌のお知らせ

 来年、年回忌に当たっているお宅へ、12月中旬に念仏講の方を通じて、文書でお知らせします。
 来年の年回忌は下表のとおりです。

1周忌 平成18年亡
3回忌 平成17年亡
7回忌 平成13年亡
13回忌 平成7年亡
17回忌 平成3年亡
25回忌 昭和58年亡
33回忌 昭和50年亡
50回忌 昭和33年亡

 


阿弥陀寺だより   ちょっといい話   浄土宗のページへ   トップページへ