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  子宮内膜症
 
 
子宮内膜は、子宮の内側をおおっている膜のことです。この膜は毎月の月経周期に合わせ、女性ホルモンの作用
 で厚く柔らかく増殖します。受精卵を着床させる準備のためですが、妊娠が成立しないと、剥がれ落ちて月経にな
 ります。

  ‥‥……━★子宮内膜は、受精卵が着床(妊娠)するベットのような役割をします。フカフカのベットを作るため、子
  宮内膜では血管が豊富にめぐらされています。この子宮内膜ほど増殖(細胞分裂)する能力をもつ細胞は滅多
  に ありません。卵胞ホルモンによって増殖しますが、高温期になると黄体ホルモンが働いて細胞分裂にブレーキ
  をかけます
‥‥……━★


 このように子宮内膜が、本来の場所で本来の動きをしていれば、何も問題はありません。ところがこの膜は子宮の
 内腔以外の場所に飛び火して増殖することがあります。これを「子宮内膜症」とよびます。別の場所に飛び火した
 子宮内膜は、本来の子宮内膜と同じように妊娠が成立しないと、同じように剥がれ落ちて月経となります。
 つまり飛び火した場所で、それぞれミニ月経を起こすわけです。

 ところが、この血液は体の外に排出する出口がありません。毎月のことなので、しだいに古い血液が体の中にたま
 り、大小の塊や嚢腫(袋状のかたまり)になります。

 血腫や嚢腫は、破けたり、周囲の臓器に癒着したりしがちです。また飛び火した内膜が、月経のたびに剥がれ落ち
 ると、その傷ついた部分でも癒着が起こります。癒着病巣が広がると、不妊の原因になり、また何度も傷つけてい
 るうちに硬いこぶのようになって、痛みや不快感など様々な症状を起こすのです。

 どうしておこるのかハッキリしておらず、主に二つの説があります。

 。一部の月経血が排出されず逆流し、その量が多いと直接子宮以外に入り込んで増殖する。
 。本来内膜でない細胞が何らかの原因により子宮内膜に変化する(免疫力の低下)。

 子宮内膜が発生しやすいのは、子宮筋層内や卵巣・卵管・子宮周囲・腹膜・腸管・膀胱などです。
 また意外にも肺・肋膜・おへそなどにも発生します。代表的なものは筋層内におこる子宮腺筋症(子宮内膜症の
 約50%)、卵巣のチョコレート嚢腫、 腹膜にできる腹膜病変などです。


 子宮内膜症の症状              治療法


   
月経痛                           薬物療法          手術療法
   下腹部の痛み                      ◎対症療法           。腹腔鏡による手術
    。月経血量が増える                     漢方薬・鎮痛剤       開腹手術                   
    。不正出血                         ◎ホルモン療法          .保存的治療法
    。性交痛                              .カプセル剤          . 根治療法
    。排便時に肛門が痛むことが多い         .点鼻スプレー
    。おなかの膨満感                      .注射剤
    。不妊                                 
    。その他

   ‥‥……
━★
ホルモン慮法では子宮内膜症の病巣は女性ホルモン(エストロゲン)によって悪く(増殖)ので、
   逆手をとって、エストロゲンの供給を止めて、病巣を縮小させ、できれば消失させるというものです。
   ホルモン療法はふつう6ヶ月の長期になるので、女性ホルモンの低下による副作用に注意が必要です
。…━★


  漢方医学からみた子宮内膜症の原因

 子宮内膜症は月経のある女性の10人に1人が悩んでいます。子宮内膜症は治らないと思っている方もいらっし
 ゃいます。漢方では治療効果がよく出ている疾患で完治も難しくない病気とされています。

 漢方医学では、生活習慣 、食生活、社会環境に影響されすく、免疫力の低下と血行不良が原因とされてい
 ます。特に免疫機能の低下が、内膜の異常発生に関与しています。


 養生法
 
 
 基本は、気血の流れをよくすることです。そのためには
  • イライラしない。
  • メリハリのある生活で、気分転換
  • ストレッチ体操やウォーキング、水泳などの運動で、筋肉を動かし、血流をよくする。
  • 下半身を冷やさない。
  • ゆとりのある下着で、血流を妨げないようにする。
  • 夜更かしで寝不足ぎみは、免疫力低下につながります。
  • 味の濃いもの(甘すぎ・辛すぎ・苦すぎ・塩辛すぎ・酸っぱすぎ)の食べ過ぎ、消化の悪いもの過食、野菜不足、などは血流を悪くします。
  • 特に、生理中は、腹部を締め付けない、激しい運動を避ける、座りっぱなしや立ちっぱなしを避け時々ストレッチをして血流を改善しておく、睡眠時間を十分確保し無理はしない。
     

 子宮内膜症でお悩みの方メールでご相談ください。

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