勝手に分類

塩素泉
 温泉法上の分類には無いが、最近多い泉質
 消毒のために多量の塩素を投入、浴室やお湯から消毒の臭いがする
 大規模な近代施設に多く、エントランスからでも塩素の臭いがする場合がある
 もちろん塩素のおかげで、雑菌が繁殖しにくい
 その代わりに皮膚表面が破壊されたり、肌荒れの原因になったり・・・
 人体にいい影響を与えないのが実状だ
 濃い濃度の塩素温泉に入ると、翌日まで臭いが残り体毛が茶色く脱色する場合がある
 なるべくならかかわりたくない温泉である


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硫黄泉
 硫黄の匂いのする湯は、いかにも温泉と言うイメージがある
 俗に言う卵の腐った臭いといわれるのが硫化水素泉(硫黄泉)だ
 湯の色は白〜青白系色が多く、無色の場合もある
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油臭泉
 塩素泉と同じく泉法上の分類にはない
 油臭を含む湯は、本来の泉質とは似て非なるものを呈するのであえて分類化した
 なんといっても、一番の特徴は油の匂いがすること
 新潟の新津温泉は油臭愛好家の聖地と言われるほど良い油臭泉だ
 石油を掘ろうとして失敗して湧いた場合が多いようで、水面に油膜が浮く場合もある
 匂いは油系だが、湯はベットリ油ではないので安心して入浴してほしい 
  

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有機物泉
 塩素泉と同じく泉法上の分にはないが、モール泉や黒湯として知られてはいる
 もともとは太古の草木が腐食し、年月をかけて分解されずに残ったものが溶け出し
 温泉として湧き出したもの
 東京〜横浜の太平洋側に湧く黒湯と呼ばれる黒い湯も有機物温泉
 太古の化石性植物が発酵し、植物性腐食質などの有機質はフミン酸やフルボ酸などと
 呼ばれ、肌触りはツルツル又はヌルヌルする
 北海道の帯広のモール泉が有名
 何でも世界で二箇所しかないとの触れ込みだ
 しかし、実際はあちこちで体験できる泉質(濃度や含有成分に違いは有るが・・・)
 分布は、北海道帯広・新潟や福島の一部・東京〜横浜の太平洋側・金沢県近郊・大分
 市〜庄内・鹿児島の一部などがあげられる
 特徴は、色と匂い
 薄いウーロン茶色〜黒色までの間の茶系の湯でヌメリがある
 有機物系なので、肌にやさしい湯である
 

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含鉄泉
 鉄分を含む温泉のことで、湯の色は言わずと知れた鉄さびの色
 一部では他の成分の加減で緑系の色を呈するものもある
 舐めれば鉄の味がする
 ギシギシ系の肌触りのものが多く、タオルがオレンジ色に染まる場合も多い
 それを嫌うお客のために、わざわざ除鉄処理をし、無色化している温泉も有るが、そ
 れは愚の骨頂
 鉄分補給に役立つ温泉だ
 詳しくはこちら
 

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食塩泉
 塩分を含む温泉で、塩味がするのが特徴
 温度が低くてもよく温まる温泉だ
 塩分濃度が濃いとベトベトするが、それほど濃い温泉は少ない
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酸性泉
 酸類を含む温泉で、なめると酸っぱいのが特徴
 強酸のものは、湯が目に入るとしみるし、飲用では歯がギシギシする
 肌の弱い人はタダレを起こしてしまうこともある
 代表的な酸性泉は玉川温泉で、療養泉として利用されている
 詳しくはこちらまたはこちら


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高濃泉
 おいしい温泉とは少ないもので、単純温泉か食塩泉の一部でおいしさを感じられる 
程度だ
 温泉はほぼ不味いもので、その中でも含有成分が濃くなると不味くなる
 不味ければそれだけ濃度が高いのだから、効能も高くなる
 不味さの度合いは成分含有量の度合いとも言い替えられるのではないか
 激マズの湯は高濃泉としてまずいいと思う
 ややまずいというレベルになると土類泉が上げられる
 高濃泉という堅苦しい言い方よりも、まずい温泉とした方がいいのかもしれない
 

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アルカリ性泉
 つるつるする湯のことで、つるつる温泉としてもいいだろう
  ヌルヌルする湯は美人の湯などと呼ばれる
 ヌルヌルのメカニズムはいろいろあるのだが、簡単に言うと湯と肌の間で石鹸のよう
 なもの生じてヌルヌルする
 一般にヌメリを生じる泉質は単純温泉の中でpH8.5以上を呈するアルカリ性単純泉(アル
 単)と重曹泉がある
 ただ注意しなければならないのは、お湯を循環し過ぎてもヌルヌルを発生させるため
 循環か否かは注意してもらいたいところである
 

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炭酸泉
 体中に泡付を生じる炭酸泉は、日本では少ない泉質だ
 代表的なところは九州の長湯温泉や七里田温泉・島根の小屋原温泉などがある
 良質の炭酸泉は砂糖の入っていないソーダ水のような清涼味がある
 低温でもよく温まる
 ただ、湧出後は炭酸が飛んでしまうため、なるべく源泉で入りたいものだ
 炭酸濃度の濃いところでは換気が必要である
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放射能泉
 匂いや色などでは放射能泉を感知できない
 判断の材料は成分表で見るか、浴後の湯疲れや尿が近くなるかの利尿作用で判断する
 しかない
 きわめて体に有効的で低放射能にさらされた体は免疫作用を向上させる
 放射能泉は気体として人体に取りこまれる
 湧出後はすぐに気化してしまうため新鮮な温泉で堪能したい
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単純泉
 万能型の温泉がこちら
 一般に、無色・無味・無臭である場合が多い
 成分が突出していないため、刺激が少なく癖も少ない
 そのため老人から子供まで幅広く利用できる
 また、名湯と言われる温泉は単純温泉が多く、癖がないので毎日でも入りたい
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